お墓の相談
【浄土真宗におけるお墓の意味って?】
お墓は、亡くなった方にお願いごとをする場ではありません。南無阿弥陀仏とお念仏を申し、ともに仏法(仏さまのおしえ)をいただく場です。
お墓の前で手を合わせ、亡き人を偲びつつ、自分も必ず死んでいかなければならない身であること、そして今、確かに生かされて在ることの尊さを教えられ、気づかされる。亡き人をご縁に、自らの「生」を考える場をいただくということがお墓を建てる大切な意味なのです。
【お骨はいつお墓におさめればいいのですか?】
亡くなった方と離れてしまうようで、お骨をなかなかお墓におさめられないという方も多いでしょう。おさめる日などの決まりはありませんが、多くの地域では、四十九日(満中陰)のご法事の後、お墓におさめられることが多いようです。
以上 『浄土真宗 仏教・仏事のハテナ?』(東本願寺出版)より引用
境内墓地と合葬墓(永代供養墓)
正法寺の境内墓地について
個別区画(個人・戸別)
正法寺境内地にある墓地は、墓地使用者の互選によって選出された数名の代表者と正法寺の責任役員、総代、住職から組織する「正法寺墓地管理組合」によって運営しております。墓地の維持管理料として永代使用料15万円の納付によって区画を使用して建墓いただくことができます。その他に「月額管理料」等はございません。
現在、個別墓地は122区画があり、そのうちの16区画に空きがあります。
(2024年3月時点)
※ ご不明な点は、お気軽にご相談ください。
合同墓(永代供養墓)
近年、お墓を継承する人がいないという相談が増加しており、その背景は様々なご事情があるようです。合同墓(永代供養墓)は、後継者がいなくても安心して納骨いただける選択肢の一つです。(埋葬方法は合葬形式)
正法寺では、それぞれのご事情をお聞きしながら最善策を提案させていただきますので、どうぞお気軽にご相談ください。
※ 合同墓の運営は「正法寺永代供養墓規約」に基づいておりますので、詳細は
お問い合わせください。
ペットのお墓
ペット墓について
以前からご要望がありましたペットのお墓を2023年9月に建立しました。
本堂前の庭木の傍で、仏さまに見守られるような場所にあります。墓前にはベンチも備えており、散歩しながらお墓参りができます。
所属寺や宗派を問わず、ご希望があればどなたでも納骨できます。
※ お気軽にご相談ください。
~ くえいっしょ(倶会一処) ~
あらゆるいのちが、ともに阿弥陀さまの世界(くに)に生まれて、一つの処で集まり会うこと
「動物も仏さまになれるのですか?」
ある幼いお子さんから尋ねられた言葉です。
どうでしょう、大切なペットたちは死んだらどこへ行くのでしょうか?
人間の寿命よりも短い動物たち。私たちは必然的にペットを看取る機会が多くなります。
ペットは大切な家族の一員であり、その死の悲しみはとても深いものでありましょう。
しかし、その命終の姿から何か一つでも学び、何か一つでも新しいものの捉え方が生み出されるのならば、死の事実は辛く悲しいものではあるけれど、ただの悲しみでは終わっていきません。
“死んだら終い”という、生まれてから死ぬまでの間しか”いのち”を見ていない私たち現代人。その考え方を根本からひっくり返し、いのちの大きさ、深さを教えてくださる存在が仏さまです。
人間であっても、動物であっても、大切な存在の死は深い悲しみであるけれど、だからこそ同時にのこされた者に「“いのち”とは何か?」を考えさせてくれます。 そこに仏さまとしての”はたらき”があるのではないでしょうか。